鍋の湯を見つめ食べながら考えること
私は食べることが大好きなので、まだ夜も明けない朝の暗いうちから朝食を作ります。
温まってきた鍋の湯の気泡を見つめながら昨日あったことと今日することを思い浮かべて、昨夜はハイボールが入っていたグラスに炭酸水を入れてごくごく飲む。
乾いた身体の隅々から上がる細胞の歓声。
お塩と醤油で湯に味をつけたら冷蔵庫の冷やご飯を入れてぐつぐつ煮る。
気持ち、部屋が暖まってきた。
焦げないようにスプーンでかきまわす。
汁にとろみがついてきたら溶き卵を入れてひと煮立ち。
冬の朝に最高すぎるあったかい玉子粥を金属スプーンで口に入れると熱さで悶えた。
ふうふうしながら欲しがる胃に少しずつ流し込む。
そして気が付いたらいつも考えてる。
もぐもぐ(夜は何を食べよっかな…)もぐもぐ。
我ながら自分の食いしん坊っぷりにニヤニヤしてしまった。
今夜は「豚バラ肉と白菜のミルフィーユ鍋」を作るつもり。たぶん。